鳴沢賢一|AVがちょこっと楽しくなるAV男優プロフィール
File No.30:鳴沢賢一(なるさわけんいち)とは?
2000年頃から本腰を入れて男優業を始めた〝ゴロー〟の愛称で親しまれているベテランAV男優。
前職はゲーム開発会社「ヒューマン」の元デバッカーであるが、当時、サブカル好きな会社の先輩に連れられて行った新宿ロフトプラスワンで開催(ゲロ吐きで知られたAV男優・ポンプ宇野氏が主催)されたAVイベントの企画(公開フェラ)に参加したことで、イベントに居合わせたAVメーカーのプロディーサーに声を掛けられたのがAV男優になるキッカケになっている。
ただし、活動初期は、あくまでバイト感覚でAV作品に出演(年に数本程度)していたということもあり、ゲーム会社の仕事は続けていた。
そんな彼の人生を変えることになったのが、「ヒューマン」の倒産(2000年1月に破産)で、会社がなくなるという話になった時、他のメーカーからの誘いもあったが、結局、AV男優業に専念することを決めた。
そのため、AV作品に出演した初現場(1997年?)となると、2000年よりも前になるが、本格的でプロのAV男優としてやっていくことにしたという点では2000年頃であると、後のインタビューで答えている。
プルのAV男優になってからも、仕事はコンスタントにあった(過去最高年収は約1,000万円だったとか…)ようで、食うに困ってフェードアウトすることもなかったが、彼の存在を一躍有名にしたのが、2004年に「TMA」からリリースされたバトル要素を取り入れた知る人ぞ知るPC向けのエロゲー『Fate/stay night』をパロッたAV作品『Faith/stay knight』である。
パロディーAV『Fate/stay night』は、2006年にリリースされたが、鳴沢氏が本作の主人公・間宮ゴロー役(原作の主人公:衛宮士郎)を演じたことで、原作の主人公から掛け離れた容姿が、良い意味でファンに衝撃を与えたらしく、同作品で鳴沢氏はブレイクしてしまい、ゴローの愛称でファンから親しまれるようになってしまった。
ちなみに、作品自体は注目を浴びたものの、AV男優業の仕事の増減には影響がなかったとのこと(また、本作に起用された理由は、監督がよく撮影に呼んでいた男優の中で、当時、鳴沢氏が一番若かったから)。
なんにせよ、『Fate/stay night』の作品の影響が大きく、ゴローの愛称が有名になってしまったため、今では鳴沢氏本人もゴローの愛称を活かしてAV男優以外の活動も幅広く行っており、2021年4月には懇意にしているAVメーカー「TMA」と同社のアダルトグッズ部門「タマトイズ」が手掛けるVTuberプロジェクト「たまぷろじぇくと」のメンバーとして参加することになり、現在は新人VTuberとして活動(TMAの名作解説などもあり、撮影のよもやま話なども聞ける)しているので、興味があれば、ぜひチェックしてみてはいかがだろうか(ゲーム会社で働いていたということもあり、もともとオタク気質の鳴沢氏のツイッターも、サブカル絡みのネタ(アニメ、ゲーム、アイドルなど)が豊富)。
※補足:2007年に同じく「TMA」からリリースされたパロディーAV『きら☆すた』の反応(谷口役で出演)もそこそこあったようで、〝谷口ゴロー〟と呼ばれることもある。
本業のAV男優としては、イケメンと言うよりも、キモメン枠の男優さんなので、冴えないオヤジなどのダメ男訳で起用されることの多い鳴沢氏だが、表裏のある陰キャ役には定評があるため、NTRや鬼畜モノなどのドラマAVを好んで見る方は、ぜひ彼の作品を視聴してみて欲しい。
ちなみに、過去には無修正にも出演歴があり、DTI系列のアダルト動画サイト(カリビアンコム、一本道、HEYZOなど)で関連作品が配信されているので、モザイクの向こう側に興味がある方は、チェックしてみてはいかがだろうか。
・鳴沢賢一(ゴロー)出演作品一覧(カリビアンコム)